復習の重要性
私が今回お話したいのは、なぜ復習が大事なのかということです。 皆さん、受講後にしっかり復習ができているでしょうか? 東進の講座を目一杯有効活用するためには、復習が重要です。これから、人間の短期記憶、長期記憶に注目して復習の重要性を考えていきましょう。
■ 短期記憶と長期記憶の違い
人間の記憶には大きく分けて短期記憶と長期記憶が存在します。短期記憶は記憶できる量も少なく、記憶できる時間も最長数週間程度です。しかし、長期記憶はほぼ無限に近い量を記憶できると言われており、その記憶も数十年覚えていられます。そのため、受験生にとって重要なのは、いかにして学んだ事を長期記憶に保存できるかということなのです!
■ 短期記憶から長期記憶へ
実は人間が記憶したことは最初に全て短期記憶として保存されます。長期記憶には、脳の海馬という組織が短期記憶の中から重要だと判断したものが記憶されるのです。つまり、短期記憶を長期記憶にするには海馬にその情報が何十年覚えている必要があるのです。では、どうしたら短期記憶は長期記憶になってくれるのでしょうか?それは、はじめに述べているように短期期間に復習することこそ長期記憶を増やす手段なのです。
■ 長期記憶にするために
記憶についてエビングハウスの忘却曲線と呼ばれるものが有名です。この曲線では人の記憶は復習をしなかった場合、次のように推移すると言われています。
この表を見ると1か月後には学んだ内容の8割ほどを忘れてしまっていることが分かります。つまり、勉強や受講したとして復習をしないと1か月後には8割、2か月も経てば学習したそのほとんどを忘れてしまいます。しかし、復習を何度も行うことで海馬が「こんなに繰り返し復習するってことは大事なのかな?」となり、少しずつ長期記憶に移っていくのです。ただ、短期記憶から長期記憶に移るのですから、短期記憶が無くなっていては復習の意味はありません。短期間に復習をすることで、効率よく学習を行うことができるのです。
■ まとめ
ここまで、記憶について話してきましたが言いたい事は一つだけです。 受講後には復習をしっかりしましょうということです。受講だけでは満足せず、東進のコンテンツを最大限利用しましょう。東進では授業が動画なので何度も視聴できて復習には最適です。また、時間がなければ確認テストで15分で自分の理解度を知ることができます。受講、確認テストは一回だけではなく何度も利用できます。せっかく東進にいるのですから、強みを最大限生かしましょう!