桜のように、努力する貴方のように、、、  

桜という木は、まず先に花が咲いてから葉が伸びてきます。普通の植物とは反対です。一般的な植物は太陽の光を浴びて葉を茂らせ、エネルギーを蓄えてから花を咲かせます。桜のように葉っぱより先に花を咲かせることは、厳しい冬に耐えてきた植物にとっては大きな負担であり、そのために桜は他の植物に比べると弱りやすく短命なのだそうです。そんな気持ちで桜を見ると、持てる力をふりしぼって美しい花を咲かせる姿が、とてもいとおしく思えてきます。

 当たり前のことですが桜の花は1年に1度しか咲きません。私たちが桜の花を見るチャンスも、1年に1度しかないのです。毎年、何度でも、見ることができるように思いますが、実は限りある「1回」なのです。「今年はお花見しなかったな・・・」「また来年に期待しよう」と、思った人は「来年もきっとお花見をしない」という結果になることでしょう。

 東進生にとっても春は、多くても3回くらいしか経験できませんが、おそらく「一生に一度のこの春を大切にしよう」なんて気持ちで過ごしている人は、とても少ないと思います。普通の受験生は、勉強して、勉強して、勉強して「行ける大学」に進学していきます。しかし「夢をかなえる受験生」は、「まず夢を決めてから」努力が始まります。先に夢を語って、自分を追い込んで、厳しい受験生活を送ることは、大きな負担であり、途中で投げ出したくなるときもあると思います。でも、だからこそ、努力する受験生は美しいのです。

この春を大切にし、夏に全力投球し、秋には最高の努力を更新し、冬にはさらに次の夢を描いている。

そんな東進生を私たちは応援しています。

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