学科紹介(半導体が描く未来)#2

 さて!2回目のブログになりますが、次は軽く学科紹介をしようかなーと思います。僕は、工学部の電気電子情報工学科という学科に所属しています。

 電気系、電子系、情報・通信工学系の3コースに分かれそれぞれの研究を行う・・・のですが、コース分けは4年次からなので、3年生までは幅広く!学ぶことができます。(それが忙しさの所以なのですが・・・笑)

 電気系→新たな固体電池、超電導の研究(リニアモーターカーなどが有名で、ある条件を満たせば、電気抵抗が0になるという性質を持つ物質)、電力機器、より効率的な電気伝送の研究・・・など

超伝導体 マイスナー効果(Wikipediaより) 

 電子系→真空管から世紀の発明「トランジスタ」などを扱う比較的最近の学問。スマホ、PCなどが必須となっている現在において、その中心的役割を担うCPUなどの集積回路技術、青色ダイオードで有名な半導体(GaN)の研究。さらに、低温プラズマとして最先端の研究を誇るプラズマ工学まで。

青色発光ダイオード (Wikipediaより)

 情報・通信工学系→機械を制御するための制御工学、安全な通信を行うために必須な暗号理論、自動運転にも用いられるプログラミングなど。

ざっというとこんな感じです!僕の大学ではノーベル賞含め、半導体技術やプラズマ技術が有名なのですが、半導体技術について少し書きたいと思います!

「半導体」について、化学選択の人は、「絶縁体!半導体!導体!、Siは半導体!」とか、物理選択の人は「n型半導体、p型半導体!」とかって読み物的にまた丸暗記的に学ぶと思いますが、その教科書の数行にきわめて深い学問があるのです。前述のとおり、現在の生活は半導体技術(トランジスタ等)なしには完全に成り立ちません。(実際に、ここ数年でスマホが圧倒的に高性能になり普及しましたが、それらには半導体の技術が深くかかわっているんですよ!)

これから先、もっともっと半導体技術が進んだ先の世界について、以下の記事にうまくまとまっていました。

https://headtopics.com/jp/208092521634899727995-9398011

この記事にもある通り、光を用いた半導体では、「2時間の映画5000本を1秒でダウンロードできるほか、スマートフォンは1年間充電が必要なくなる」とのことです。まさに、夢のようですね。

そんな夢のようなことを実際に起こすことができてしまう、そんな可能性を秘めた学問が電子工学なのだ!と思います

これは2030年の実用化が目指されていますが、現在でも、電力を無線で送る、無線送電の技術が半導体を用いて開発されており、この技術がより進めば、そもそもコンセントがなくなるかもしれません

これまでだいぶ長く書いてきましたが、ちょっとでも面白いと感じてもらえましたか?少しでもそう思った人は!僕らの学科に向いているかもしれません(笑)また、少しでも興味を持った人は、気軽に声もかけてくださいね。

皆さんの今学んでいることが、実は壮大な未来につながっているかも・・・と考えれば!、勉強も面白くなるかも!

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