12月23日(金)トップリーダーと学ぶワークショップ・未来発見講座 みんなで参加しよう!
今月のトップリーダーと学ぶワークショップ・未来発見講座は
慶應義塾大学 言語文化研究所 教授
川原 繁人先生 です。
タイトルは「身近な「音声」を見つめなおす ~音声学への招待~」です。
言語学、音声学と聞いてどんなイメージがわきますか。私たちは日々当たり前に言葉を使って暮らしていますが、
実は「言葉が話せること・相手の言葉がわかることはすごいことなんだ」と先生は仰います。それはなぜでしょう。
そして、言葉や声について研究することはどんなことに役立つのでしょう。
小学生の頃算数や理科が好きで国語は苦手だった先生は、中3のときドイツでホームステイを経験し、
英語を話す楽しさや言葉のしくみに興味を持ちます。そして大学の時に交換留学で行ったアメリカで、
各国から集まる友人たちと言語学を学ぶことの楽しさにのめり込み、大学院へ進みます。
就職は日本でと考えていたところに教授の助言もあり、アメリカの大学で先生になり、音声学の研究所を立ち上げました。
音声学は言語学の中でも、発声のしくみや音声コミュニケーションなど、「音」の側面について研究をする学問です。
人間がどうやって発声し、それを耳で受け取り、理解するのかというメカニズムを調べたり、
そこから派生する分野の研究を行います。このような研究をもっと世の中に役立てられないだろうかと悩んでいるとき、
偶然テレビで「失われる声を救う」という取り組みを知ります。早速その病院の先生に連絡をとり、
ALSや脳性麻痺の患者さんが自分の声で話すことを助けるこの「マイボイス」プロジェクトに加わりました。
講義の中ではより詳しく、先生の研究内容や関連分野と積極的に関わることで広がる活動、
そして皆さんへのメッセージについてお話しいただきます。
中学生・高校生の皆さん、未来を創るきっかけを探しに仲間といっしょに参加してみよう!