ブラック企業と「ブラック受験生」の違い
世の中を騒がせている「ブラック企業」という言葉がある。雇用主が労働基準法などを守らず、従業員を不当な扱いで仕事させていることの総称として使われている。東進で働いているスタッフは「ブラックバイト」? そして株式会社ティエラコムは、大手広告代理店のように、ブラックなのだろうか。。。
それはさておき、主役を変えてみよう。
【受験生】が寝る間も惜しんで、勉強したとする。学校でも勉強して、予備校でも勉強して(残業)、家でも勉強した(仕事の持ち帰り)とする。労基法上、1日8時間:週40時間以上は「残業」と言われ、さらに月に80時間以上の労働は「過労死」の恐れがあるとも言われている。週に40時間(1日8時間×5日間)以上勉強した受験生は、どうなる? 1日15時間×5日間勉強漬けだった合宿参加者は、どうなっちゃうのだろうか?
もし、あなたが「勉強させられている」なら、それを強いている人を「訴えても良い」と思う。
「無理やり勉強させるなんて人権侵害だ!!」と叫べば良い。でも、考えてみよう。
例えばゲーム大好き少年が、1日15時間DQなどで冒険していたら、、、
マンガ大好き少女が、15時間読みふけったとしたら、、、
画家が大好きな絵に没頭して、1ヶ月アトリエにこもって、最低限の飲食しかできなかったとしたら、、、
それは「ブラック」なのだろうか。
できれば勉強したくない受験生はたくさんいる。 それは知っている。
ならば、辞めてしまえば良い。
ピカソは絵だけで「生涯12万点の作品を描いた」と言われている。
92年の生涯で12万点を割ると、年間約1300点、365日で計算すれば、1日3.57点ずつ92年間、描き続けたことになる。
天才は努力ができるのか、努力を続けると天才と言われるのか、それはわからない。
でも、努力は決して裏切らないのだ。