予備校の役割とは②

みなさん、こんにちは! 東進衛星予備校岐阜金宝町校校長の高橋です。

 今回のブログのテーマは「予備校の役割とは」という内容にしました。4回シリーズでお送りします。その第2回目です。

 予備校や塾に通っている学生に「どうして予備校に通うの?」と尋ねたら、ほとんどの人が「成績を上げたいから」「志望校に合格したいから」と答えるでしょう。子どもを予備校に通わせている保護者の方に尋ねても、たぶん同じ答えが返ってくるのではないでしょうか。確かに予備校や塾の宣伝には「学力UP!」とか「〇〇大学合格者100名!」という文字が躍っていますよね。この予備校に通えば、自分も成績をアップさせ、憧れの大学に合格できるのではないかと思うことでしょう。

 高校生の皆さん、ここで少し立ち止まって考えてみましょう。予備校に通わないと、そもそも成績を上げることはできないのでしょうか? 難関大学に合格するためには、予備校へ通う必要があるのでしょうか?

 予備校の校長をしている私が言うのも変ですが、必ずしも予備校に通う必要はないかもしれません。世の中には、小中高と一度も塾や予備校に通わず、最上位大学や医学部医学科などに合格している人はいますよね。そんな人は「天才」だからと簡単に結論を出さず、なぜ学力を上げることができ、難関大学に合格できたのかを考えてみてください。

私の回答はこうです。

①目標や夢が明確だった

②志望校合格までのロードマップを描くことができた

③切磋琢磨できるライバルがいた

④「勉強」ではなく【学習】だった

 ②は受験で成功をおさめるために非常に重要な要素になります。他の言葉にするなら、【自分の志望校に合格するために、どのように努力をしていくか】ということになります。「がむしゃらに頑張る!」「とにかくやる!」という気合だけでは上手くいきません。ここは是非とも逆算の思考をしてみてください。

A)志望校に合格するために必要な学力の把握

  → 共通テストで必要な得点率や、2次試験で課される問題のレベル

B)必要な科目を見渡して、それぞれの科目の目標点

  → 得点源にする科目と、大きく失点しない程度まで引き上げる科目の選別

C)現状の学力と目標とのギャップを把握

  → 過去の栄光にすがってはいけませんよ。現状の正確な立ち位置を知ろう

D)ギャップを埋めるために、どの教材を使って、いつまでにクリアするか

  → 学校の副教材、自分で買った問題集、予備校や塾の利用

  → 大事なのは「納期」です。【いつまでに】を常に考えること

 東進では、志望校までのロードマップである「合格プログラム・合格設計図」と呼ばれる学習プログラムを、一人ひとりの状況に合わせて提案しています。過去に成功した多くの先輩たちのデータが蓄積している東進だからこそ作ることができる【君だけのロードマップ】は、きっとあなたの大きな支えになると思いますよ!これが私の考える予備校の役割その②です。

 あなたの大学入試日程はすでに決定しています。つまり期限があるという事です。限られた時間内で目標点に到達させるために、今すぐ行動開始!

 次回のブログで③について書いていこうと思います。お楽しみに。

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