模試の本当の活用法とは?

 特に受験学年となると、東進模試も学校模試も重なってくるので、計画を立てて模試を受験しないと模試だらけになっちゃいます。学校でも「任意の模試」とか言われると、どの模試を受験するべきかを迷うこともあるでしょう。そんな時こそ東進の「担任・副担任」と相談してくださいね。

 なんと言っても、ただ模試を受ければ良いという訳ではありません。模試を受けるとなれば、丸1日他の勉強ができなくなりますし、その復習にも時間が取られます。ましてや、今の実力では太刀打ちできないとなれば、試験時間中も「もったいない使い方」になるかもしれません。

 模試を受験することで成績が上がるかと聞かれれば、厳密に言うなら「そうではない」となるでしょう。だって「知っている知識」を書いているだけなので、新しく得点に結びつくチカラが得られるわけではないでしょう。

 でも、脳科学的には「必死で考えている」「思い出そうとしている」時こそ、記憶に刻まれ、使える知識になっているそうです。つまり、早々に諦めて、解答を見る勉強は「その瞬間、効率的に思える」ことですし、問題集を解くなら正しいやり方だと思います。

 でも、本気で考える、逃げ場のない環境で脳に汗かくほどもがく体験こそが、学力を高めることになるということも、科学的根拠に基づいて実証されているのです。

 さあ、大学入試に立ち向かう皆さん、積極的に「模試にチャレンジ」しましょう!!

 東進の『本番レベル模試』の場合では、現時点で「合格点」が取れることはないでしょう。でも、だからこそ、ゴールまでの距離を確かめつつ、圧倒的にわからない問題に取り組む経験が、今後の学力向上、そして合格につながると確信しています。

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