10月28日(金)トップリーダーと学ぶワークショップ・未来発見講座 みんなで参加しよう！
今月のトップリーダーと学ぶワークショップ・未来発見講座は
東京大学 総長特任補佐 先端科学技術研究センター 身体情報学分野 教授
稲見 昌彦先生 です。
タイトルは「心と身体のあらたな関係」です。
小学生の頃、四次元ポケットからいろいろなひみつ道具を出してくれる「ドラえもん」が大好きで、
暗記するほど繰り返し読んだ稲見先生。
でも現実の世界にはタイムマシンもどこでもドアもタケコプターもないと悟っていた中1の夏、
ロサンゼルスオリンピックの開会式で、
エンジンを背負った人間が空を飛び競技場に舞い降りる姿を見て衝撃を受けます。
技術の力で超人的なことも可能にできるんだ、自分も将来そんな道具を開発したいと。
中学で入った化学部では、小さい頃から好きだった科学の楽しさや感動を共有できる友達、
自分の知らないことを教えてくれる先生や先輩に出会い、
ますます没頭し、大学・大学院と研究の道へ進みます。
そして現在は、工学の技術を使って人間の身体能力をアップグレードする「人間拡張工学」の研究をされています。
透明マントや6本目の指、振動や他人の筋肉の動きを離れた場所で感じられる技術、等々。
また、人体そのものの拡張だけでなく、人が活動する場＝「環境」についての研究も進められています。
それは、人の能力は環境によって引き出される、環境を変えることで発揮される能力も変わると考えられるからです。
「メタバース（3次元仮想空間）」という言葉を皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
この仮想空間という「環境」の発展により、人間拡張の可能性もより大きく広がっています。
講義では、先生の研究されている内容や実験の様子、人間拡張がどのようなことを可能にしていくのか、
様々な映像も交えてお話しいただきます。
中学生・高校生の皆さん、未来を創るきっかけを探しに仲間といっしょに参加してみよう！
