先取学習の真の狙い

皆様ごきげんよう、野口慎之介です。

先日ランページのツアーに行き、生でMY PRAYERを聴いて昇天しました。

突然ですが、東進に通っている皆さんは先生や担任助手からやたらと受講を進めるよう促された経験があるのではないでしょうか。事実僕たちスタッフは、皆さんには受講をどんどん進める先取学習を呼びかけ実施するよう促しています。そしてそれに対して、「忙しいねん」「もっと遊びたいねん」「やる気が起きへんねん」などの気持ちがあることも重々承知しています。それでもあえて皆さんに先取学習を促すのにはもちろん理由があります。そこで今回は、東進がどうしてここまで口酸っぱく受講(=先取学習)をやるよう皆さんに促しているのかをお話ししようと思います。

結論から言うと、先取学習の狙いは、「高3秋冬期の演習量の確保」「学習習慣の定着化」です。後者については僕が勝手に付け足しました。

まず「高3秋冬期の演習量の確保」についてです。このことは入塾時や度々のホームルーム、面談などで “勝利の方程式” についての説明を受け何度も耳にしているのではないでしょうか。共通テストや2次試験の直前になって慌てて演習をやり始めているようでは、ライバルたちに大きく後れを取ってしまいますよね。そうならないために、逆にライバルに差を付けるために、先取でインプットを行ない十分な演習時間を確保する必要があります。故に「高3秋冬期の演習量の確保」こそが先取学習における最大の狙いであることは間違いありません。

そしてもう一つの「学習習慣の定着化」についてです。僕はこれが先取学習の真の狙いだと言っていいくらい超重要だと思っています。これは簡単に言うと、早期から計画的に学習することに慣れておくということです。受験勉強は伸ばすべき科目、単元を自分で見つけ本番から逆算して計画的に取り組まなければなりません。この段階で計画を立て実行する力が身についていないと、科目ごとの時間配分が分からず、今月、今週、その日何をするのか曖昧なまま学習を進めることになります。こうなると多くの時間を確保できていても、質の高い学習ができない可能性が高いでしょう。

だからこそ、早期から計画を立て実行する力を身に着けておく必要があるのです。先取学習はそのための準備期間だと思ってください。「何となく今日東進に行けるから受講しよっと」ってな感じで無計画に受講を進めるのではなく、せっかくだから、「英語の文法が定着してないから、今井先生のC組を今月で受けきって、次の模試で英語の点数を10点伸ばしてやろう!」ってな感じで計画的に勉強してみませんか?その方が結果にも反映されるし何よりもモチベーションが上がると思います。

高1を例に挙げると、毎週のチームミーティングで、週5コマ予約を入れ実施することを課しています。これに宿題で高速マスターなんかも加わったりして結構しんどいですよね。でもここで週5コマこなせるだけの計画力を身に着けてほしいからこそ、あえて多めで提案しているんです。高1の段階でそれ程の計画力を身につけておけば、受験期に入ってからその力が存分に発揮されます!「高3秋冬期の演習量の確保」によるの向上と、「学習習慣の定着化」によるの向上とが相まって、最強の学習を受験に注ぎ込めるのです。

もちろん、高1、2年生は部活や友達と遊ぶことを優先するのは大賛成です。思いっきり青春を謳歌してください。ただほんのちょっとだけ先の受験のことも考えて、今できる土台作りも頑張ってみませんか。僕も今現在大学3年で、勉強、部活、バイト、就活などなどちょいと忙しい生活を送っていますが、これらは社会人になるための土台作りだと感じています。なのでみんなと同じ思いで一緒に土台作りを頑張っていきたいなと思い、このブログを書いてみました。頑張ろうぜ!

最後まで読んでくれてありがとう。あばよ。

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